清水哲朗氏スライド&トークショー

 先日写真家清水哲朗先生をお招きしてスライド&トークショーを開催いたしました。以下参加された秋葉副会長のレポートと会場の様子です。

 開催日時 平成24年11月30日(金)13:30~16:30

 場  所 仙台市青年文化センターエッグホール

スライド&トーク 報告

清水哲朗先生は幼いころから写真が好きで、日本写真芸術専門学校卒業後竹内敏信先生に師事された。師匠の35mmカメラでの、ドキュメンタリ的要素を入れた風景写真に目覚め、その生き様をみて風景写真の道に進まれたとのこと。

蒙古放浪

 清水先生のモンゴルへの入れ込みは並大抵ではない。零下30度での霧氷、川霧、そしてオーロラと北斗七星、この低緯度での赤いオーロラの撮影は極めて珍しいものです。広いモンゴルでは首都ウランバートルから何日もかけて未開の地にたどりつく。中国、ロシア、モンゴルの国境近くの氷河では吹雪に道に迷うことも。厳しい自然条件、車のトラブル、さらにはゴビグマ、オオカミとの出会い等、手に汗にぎるものがある。砂嵐の中、砂に埋もれかけながらの取材の動画も緊迫したものだ。防塵、防滴のデジカメはこんな過酷な場でも正常に作動することを実証した。十数年思いを寄せて撮りつづけた写真は大冊のCHANGE

に収められ、モンゴルで出版されている。

路上少年

 報道写真家の草分けの名取洋之助を記念した写真賞の最初の受賞者となる。これらの撮影でフィルムからデジタルへの変更があったとのこと。ご自身のお子様の誕生をきっかけに世界の子供に目が向くようになり、自身の生活の延長とかかわり、写真が意味あるものになる。

 竹内事務所では、渋谷でカラスやネズミを撮り続け、じっくり観察をして自分のイメージをつくることが写真の原点になっている。

風景写真いろいろ

 桜、滝、星、森など様々な場面を例に、光の捉え方イメージに合わせたレンズの選択や露出補正など勘どころを伺った。最新のミラーレスカメラの性能にも驚かされる。

震災地支援

 清水先生は以前から太平洋写真学校に関係され、北上にも度々おいでになっている。震災直後から現地に入り、仲間とともに集めた花の写真を避難所に飾られた。その後復興支援のチャリティ写真展を開き、多額の義捐金を被災地に送られている。

これを聞きたい

 約2時間のスライド&トークのあと、ISO感度、データ保存、プリント、フィルムの将来など日頃の疑問に丁寧な説明をいただいた。

                      (秋葉健一記)

清水哲朗先生のプロフィール(Webサイトより)

Profile

1975年横浜市生まれ。日本写真芸術専門学校卒業後、写真家・竹内敏信事務所入社。23歳でフリーランスとして独立。ライフワークとしているモンゴルでは独自の視点で自然風景からスナップ、ドキュメントまで幅広く撮影。日本国内では都会に暮らす動物たちの生命力に焦点をあて、カラスやネズミを撮影している。
2005年『路上少年』で第1回名取洋之助写真賞受賞。2007年にはNHK教育テレビ『趣味悠々』デジタル一眼レフ風景撮影術入門講師として出演。公益社団法人日本写真家協会会員


Webサイト  TetsuroShimizu official web site

 

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