丹地敏明先生 スライド&トークセミナー 「写心を楽しむ」

平成26年9月13日に戦災復興記念会館で行われました丹地敏明先生のスライド&トークショーのレポートです。会場の様子と進藤さんのレポートを掲載します。

                                   進藤弘融さんのレポート


今回のセミナーで丹地先生が持参され、上映された画像は187点、タイトル数は20点の多数にのぼり、時間も2時間30分以上になりました。全部掲載は無理なので、要旨だけ記します。

●先生はカメラを始めて50年以上になり、この50年で写真くらい変化したものはない。昔は撮るまでに時間が掛かり、撮ろうと思うとその場面がない、でも、その印象が大事。写真は心で感じたものをいかに早く撮るか。予測して構えて撮るのが一番良い条件。予測が出来ると自分の写真になる。と最初にご挨拶。

●撮るときは線を大事に。直線、曲線、斜線、一本のレンズで近付いたり、離れたり、何枚も撮り、光と影を意識し、バランスを大事にして間をうまく取って自分が一番気持ち良い写真を撮る。

●猪突猛進型のカメラマンが多いが、待つことが大事。変化を予測し、光の変わるのを待って撮る。

●画面の中にも気遣い、気配りを大事に。又、写す時も入ってはいけない処に入って撮る人もいるが、やっちゃいけないことかケジメをつけ、気遣い気配りを忘れずに。

●三脚を立ててからファインダーを見てフレーミングでは時間が掛かる。最初に此処から此処までと決めて、すぐに撮り、徹底的に撮り、記録しておくこと。又、肉眼で見て撮ると動きが見え、それで貴重な瞬間の写真を撮ることが出来る。

●構図を意識して撮っている人がいるが、感じた処を中心に大事にして撮る。最初から構図で撮っては駄目。構図にはまった写真になってしまう。構図は自分が撮りたいものを生かす工夫で後からくるもの。

●残すことを考えて下さい。写真は記録だから二度とない出会いを、残さなくてはいけない今を残す。カメラを持った以上一期一会は必ずある。一期一会を徹底的に追及し残す。記録、出会いを残すことは使命でもある。

●フィルム撮影も意味があるが、デジタルを勉強する時期に来ている。現在プリントはデジタル化され、フィルム用の印画紙が無くなってしまった。できればフィルムとデジタルの両方で撮ると良い。デジタルのRAWで撮影するとJpeg画像と違って情報量を格段に多く持っており、フィルム撮影みたいに出来ちゃう。それがデジタルの魅力。

●ズーミングだけでは撮らない。自分のレンズの最短撮影距離を覚えて、近づいて撮影するなど色々撮ること。近づく癖を付けると面白い作品が出来、楽しめる。

●レンズは万能ではないのでトリミングを考える。1/4~1/8にしてもデジタルでは可能。トリミング出来るところまでやってみる。フィルムもブローニーでは1/2も可。トリミングして良い作品になれば良いし大事、自分を生かすことが出来る。自分の意思が詰まっていればそれが自分を生かせる。

●色の重さ軽さを考え、右側、左側、正面と色々撮る。写真展をやる時、色の重さ、軽さだけでなく、右側からとか、左側とかで撮り方した作品も展示では必要。上・下、左・右の重さ、軽さ等、フレーミングを頭に入れながら撮影する。

●レンズフード取り付けは大事なこと。外からの光を拾って画面内にハレーションを起こし、色が変わってしまう。いわゆる眠い画像になる。外を撮る時はフードを付けて撮る。

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■常設展

 私の一枚

ラベンダーの丘 秋葉健一
ラベンダーの丘 秋葉健一
東風季報

東北風景写真家協会の機関紙ライブラリ

第42号を掲載いたしました